12月21日、3回目の食品実習『スイーツ作り』が行なわれ、5名の女性部員が参加。作成するスイーツはタルトタタンとガトーショコラで講師は食品を学ぶ3年生。

まず、タルトタタン作りから取り掛かりました。タルトタタンは、型の中にバターと砂糖で炒めたリンゴを敷きつめ、その上からタルト生地をかぶせて焼いたお菓子です。

最初によく冷やしておいたバターと小麦粉を混ぜる作業から始めました。実習ではプロの作り方を体験。バターを刻み、細かくなってきたら小麦粉をまとわせるようにふるいパラパラにします。「バターが細かいほどサクサクした生地になるのでがんばりましょう」という説明を受け、もくもくと作業を進めます。また、家庭で作る場合はフードプロセッサーで出来ることや、焼いたホットケーキで代用できることも教えてもらいました。パラパラになると、材料を追加しさっくりと混ぜ合わせます。「こねるとグルテンが形成されて生地が縮みます。表面に粉が残るくらいで大丈夫です」という説明に「混ぜすぎちゃったかな?」「こんなに粉っぽくて良いのかな?」という声が聞こえてきました。混ぜ終わると生地を寝かせるため袋に入れます。ここで「塩を入れ忘れた!」というハプニングも。

生地を寝かせている間にリンゴのフィリングを作ります。全員でリンゴを切り、3班にわかれてバターと砂糖で炒めます。十分に水分を飛ばすことで、焼いたときに生地がべちゃべちゃにならず美味しく仕上がります。「この作業が一番大変かも」「どのくらいの色になったら完成?」と質問をしながらしっかり炒めます。ここまで出来上がると、あとは型にいれて焼くだけです。3センチくらいの厚さにリンゴを敷きつめ生地をのせたら、焼く作業は生徒さんに任せます。

次に、ガトーショコラを作りました。作り方はシンプルで材料を混ぜて焼くだけ。

焼きあがるまでに、生徒さんが作ってくれたタルトタタンとガトーショコラを試食。「こんなに美味しいのが作れるんだね!」「出来上がりが楽しみ」と完成までの時間を楽しみました。出来上がったケーキをお土産に、今年度最後の食品実習を終えました。