JA女性部フレッシュミズ部会(佐藤 夏紀 会長)は、2月20日に冬期日帰り研修旅行を行い、同会員16名が参加しました。
 初めに芽室町にあるCOWCOW Cafeで昼食をとり、今回の研修旅行の目玉である『道新総合印刷 帯広工場』へ向います。
 到着後、担当の渡部 幸子 氏が素敵な笑顔で出迎えてくれました。まずは、工場の入り口で集合写真を撮ります。渡部氏の明るく楽しい雰囲気に緊張がほぐれ、皆さん自然と笑顔になりました。
 次に、12分間のビデオで『北海道新聞ができるまで』を学び、新聞の印刷が始まるまでの間、渡部氏より『帯広工場では、北見・網走方面の新聞も印刷していること』を教えてもらったり、『刷版(紙面データをアルミ板に焼き付けたもの)』を触らせてもらったりしました。
 新聞ができるまでをざっと学んだ後は、いよいよ工場見学です。帯広工場は、ガラス窓などの隔たりもなく、動いている機械を間近に見ることができるので迫力満点でした。刷版が出てくるところから、印刷→発送→輸送の流れを見せていただきましたが、機械が自動的に必要部数を数えて束を作り、梱包し、ベルトコンベアで外まで運ぶ様子には「すごーい!」と皆さん驚きの声を上げていました。
 次は、紙庫・給紙設備の見学です。紙庫には3~4日分の紙があることや、外から運ばれてきた紙は1日お休みさせなければならないこと、紙の重さは650~1300キロあり、印刷予定に合わせてAGV(無人搬送台車)が輪転機まで運び、自動的に装着すること...などを教えていただきました。
 その他にも、『ほぼ同時刻に新聞が届くように11時頃に北見・網走方面分の夕刊を印刷し、帯広の分は13時頃に印刷していること』や『印刷時間が2時間異なると、同じ北海道新聞でもレイアウトや内容が変わるときがあること』も教えていただきました。
 質問タイムでは「ブラックアウトのときはどう対応したんですか?」、「朝刊は何時に印刷しているんですか?」、「刷版は繰り返し使えるんですか?」など積極的に質問をする会員の姿が見られました。
 最後に、出来たばかりの夕刊と最初に撮った集合写真で作成された見学記念号の新聞をもらい、工場を後にしました。
 新型コロナウイルス感染症の影響により急遽、行き先を変更しての冬期日帰り研修旅行でしたが、「北海道新聞が作られるまでがよくわかったし、すごく勉強になった!」「新聞エコバックの作り方の紙をもらったので、帰ったら挑戦したいと思う」との声も聞こえ、会員にとってとてもためになる研修となったようです。